美祢咲すみれのWordPress

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XAMPPでローカルサーバー環境を構築

:美祢咲 すみれ

Webサイトを作るにあたっては、たいていの方は、ローカルでファイルを作成して、サーバーにアップロードしていることと思います。

この方法は、HTML、CSS、JavaScriptといった、ブラウザさえあればローカル環境でも容易に動く言語ならなんの問題もありません。

しかし、たとえば、PHPファイルは、PHPがインストールされ、Apacheやnginxなどのサーバーアプリケーションがインストールされた環境でなければ動作しません。

また、WordPressなどを動かすには、MySQLやMariaDBなどのデータベースがインストールされた状態でなければなりません。

そうしたサイトを構築するのに、ローカルで作成したファイルがリアルタイムで反映されず、サーバーにアップロードしてから「あ、エラーで動かない」なんてあるあるですよね?

なので、別にバックエンドの勉強がバリバリしたいわけでなくても簡単に動くローカルサーバ環境があればありがたい、それを満たすのが「XAMPP」というアプリケーションです。

なお、XAMPPを使ってサイトを外部公開することは、ファイアーウォールやルーターのポートを開放したり、DNS設定したりすればできないことはなさそうですが、見た感じセキュリティ的にゆるそうだし、外部公開はあまり想定されてなさそうなので、全然おすすめしません。そういうことをしなければ、外部から侵入されないので、ある意味自由に使えそうです。

XAMPPはXAMPPのサイトダウンロードページからダウンロードできます。Windows用、Linux用、Mac用がそろっています。それぞれPHPのバージョンによって3種類ずつあるのですが、たぶんどれでも動くと思います。私の環境はWindows11ですので、windows用のPHP最新バージョンをダウンロードしました。

ダウンロードしたファイルのアイコンはこんな感じです。

ダブルクリックすると許可するかどうか聞かれるので「はい」をクリックすると、次のメッセージが出てどきっとします。

「OK」で大丈夫です。以下の画面の「Next」をクリック。

以下も、「Next」をクリック。

以下も「Next」をクリック。

以下の画面は英語を選択して「Next」。

以下の「Next」をクリック。

しばらく待つ。

やっと最後。すぐにコントロールパネルを開きたいので、チェックは入れたまま「Finish」をクリック。

以下の画面の「Apache」の「Start」をクリック。「Apache」が緑色になったら、「MySQL」をクリック。

以下のようになったら、成功です。

「Apache」の「Admin」をクリックすると、ブラウザが立ち上がり以下のページが表示されます。

なお、ブラウザに「localhost」と打ち込んでも、このページにリダイレクトされます。XAMPPのWindowsでのドキュメントルートは「C:\xampp\htdocs」にあり、この下にディレクトリ「foo」、「foo」の中に「example.html」を置くと、サーバーが稼働しているときは「localhost/foo/eample.html」としてサーバー上で表示されます。

次に、コントロールパネルの「MySQL」の「Admin」をクリックすると、やはりブラウザが立ち上がって、以下「phpMyAdmin」のページが開きます。ブラウザのアドレスは「localhost/phpmyadmin」です。

このままだと、存在するユーザーはパスワードなしのrootのみです。この状態でWordPressをインストールするには、何かデータベースを作って、ユーザーはroot、パスワードはなし、という感じになると思いますが、本番環境に近づけたいので、phpMyAdminを使って、次の処理をします。

・「ユーザーアカウント」→「ユーザアカウントを追加する」に進み、ユーザ名とパスワードを設定。

・「同名のデータベースを作成してすべての権限を与える。」「ワイルドカード(ユーザ名_%)に該当するデータベースにすべての権限を与える。」にチェック。

・グローバル権限に「すべてチェックする」にチェック。

・ページ最下部の「実行する」ボタンをクリック。

こうしておくと、本番環境に近くできるのではないかと思います。

ぜひ、ご活用ください。

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